藍の生葉で多色染め

8月になりました。

長かった梅雨から、いきなり灼熱の日々10日も続いています。

暑中 お見舞い申し上げます。

暑い!暑いと言いながらも 暑さを忘れるような 楽しいことを探しながら過ごしています。

先週末は、小田原・酒匂川の花火大会へ

すごい人出でびっくりしましたけど

 

令和元年を記念して50分で1万発! 華麗な音と光に圧倒され すっきり!暑さを忘れました。

そこで今週は、花火のような色とりどりのスカーフに挑戦!

プランターの藍が一番刈りを待っていますし・・・

まずは、頭の中で、緑、黄色、ブルー、白が散らばっているイメージで

スカーフをチクチク縫ってキュっと絞ります。

そして黄色に染めます。 媒染剤は焼きミョウバン

 

私はいつもクチナシの実を使いますが、染めの世界では刈安を使います。

黄色の染め液の中でスカーフを10分ほど煮込んで、自然に冷まして、水ですすぎ洗い

糸をほどくこの瞬間が、楽しい!

この後、藍で染めれば、黄色に染まったところは黄緑。白い部分はブルーに染まるはずです。

でも、黄色や白いところも残したい。。。

と言うことで、乾かしたあと、別の箇所を縫い絞りしました(緩すぎたのかな。。)

ここまでの工程 軽く1日。

あくる朝、藍の刈り取り。

とりあえずプランター1個分、108gの葉を収穫。

スカーフが約20gですから 約5倍量の葉を使う計算です。

水の量は、スカーフがゆったりと泳ぐ量で50~60倍。

約 1,2 Lの水を用意して、ミキサーでガーガーと2~3秒。

ミキサーがない人は、根気よく手で揉みます。

洗濯ネットで濾して、藍汁を作ります。

シルクやナイロンなら、この青汁に浸すだけで染まりますが

今回のスカーフは、綿90%絹10%の表示でしたので

ソーダ灰とハイドロサルファイトという助剤が必要です。

先ほどの藍汁に、ソーダ灰(3g/L)を入れてかき混ぜると、このように汁の色が黒ずんできます。

次に、ハイドロ(5g/L)を加えると

こんな色に変化しますから、少し待ちましょう。

その間、スカーフを水に浸して、均等に染まりやすくしておきます。

30分位 経つと、、見て! 緑色に戻っています。

あとはスカーフを沈め、静かに動かしながら5〜15分浸すと染まります。

引き上げた瞬間は黄緑色ですが、空気に触れてどんどん青くなります。

10~20分 干して空気に触れさせたら

すすぎ洗い。

さて、どんな風になるんでしょうか?

糸をほどく前からドキドキ

と言うのは、黄色の部分が黄緑色に染まる計算が、ブルー!

しかも、黄色が薄れてます。。。どうしたことでしょう

藍の量が多かった? 浸す時間が長かったかな?

イメージ通りにはいきませんでしたけど。。。染め上がりをご覧ください。

自分で育てた植物で、こんなことができるのが面白いし

ジャブジャブ水に触れて 涼し〜い!

染めものって、以外に暑さを忘れさせてくれるツールでもあるんです。

この夏 ぜひ、チャレンジしてみてください。

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