いかくんとセロリのマリネ

先日、CRKdesignで、一人一品、料理持ち寄りのランチパーティーがありました。

さすが!編集やデザインに携わる方々の集まり。 揚げない(?)コロッケとか、フライパン(?)で焼いたローストポーク&ビーフなど、作り方にもアイディアが。 その上おいしくて、想像しただけでも豪華でしょう?

私の『いかくんとセロリのマリネ』は、地味で肩身せま〜でした。

ところが、、嫌いなセロリが食べられたわ〜!きっとオイルに秘密が、な〜んて、楽しいブログの中にお褒めの言葉が・・・

うふっ、本当はすごく簡単・・・作ってみてください。

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同じくらいの長さに切った、市販のイカの燻製と、短冊切りのセロリ(イカ燻の3〜4倍量)を、オリーブオイルで和え、粗挽きの黒胡椒で香りづけ。刻んだ葉をバランスよく加えます。

時間をおいて、セロリがしんなりとしたら、出来上がり。

水分を切って、盛りつけしましょう。

マリーゴールドで染めてみませんか?

今、公園や駅の植え込みで鮮やかに咲いているのが、黄色やオレンジ色のマリーゴールド。

花を煮出して、みょうばん媒染すると黄色に。鉄媒染で茶色に染まりますよ。

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我が家では、土の中に棲息する線虫類の予防に、バラなどの近く植えています。摘めば摘むほど、花を咲かせるので、おすすめの染料です。

パリの庭園に最初に植えられたことから名付けられた、このフレンチマリーゴールドの他、アフリカンマリーゴールドもOK。

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収穫のたび、新聞紙の上で乾かして、保存しておくと、ポプリにも利用できますし、いつでも染めることが出来るんです。

『キッキン染めを楽しむ12か月』では、単色の毛糸を段染めにして、混ざり毛糸のような味わいのある毛糸に仕上げ、オリジナルマフラーを編んでいます。ぜひ!参考に。

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花びらを貯めながら、何を染めようかしら?と、夢を膨らませて、秋の夜長を過ごすのもいいものですよ。

海外版ができました!

三冊目の著書はCRKdesingのデザインで・・・と、思い続けて、

夢のように叶ったのが、『キッチン染めを楽しむ12か月』。

昨年の今頃。フランクフルトの国際ブックフェアに合わせて発売され、その美しさに、瞬く間に海外からオファが。

そして、英語とフランス語版が完成!! 先日グラフィック社から届きました。

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英語版『Dyes From Kitchen produce』は、Images社から、

フランス語版『Teintures naturelles』は、EYROLLES社から、どちらも来年の春に出版の予定。

内容は同じなのに、タイトルの意味が違うのがおもしろいですね。

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これはフランス語版の背表紙。私の染めを紹介してくれているようですけど・・・わかりません。

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元々素敵な日本語版。海外版は大型サイズになって、さらに、写真とイラストに迫力が。

へたな私の原稿が、流暢にフランス語や、英語を話しているのには、人ごとのように感動! 次の中国語版はどんな雰囲気の本になるんでしょう。

こんなうれしい日が来るなんて!数年前は想像もしていませんでした。「フランス語版買いに、パリに行きましょう!」な〜んて言っている元気な母のことも・・・

たくさんの方々との不思議な出会いとご助力に、あらためて感謝しています。 そして、『キッチン染めを楽しむ12か月』を持っていてくださる皆さま。これから購入したいなと思っている方にも・・・