ブルーの神秘

蒸し暑かった夏ともお別れ。

 

タマスダレが咲き、藍の小さな花が今にも開きそうです。 けど、まだまだ染まる3番藍です。

どんなに染めても飽きない生葉の優しいブルーですが

最近、インド藍とか、水で溶かすだけの藍など、染め重ねることで濃くしていく、染料店の藍も楽しんでいます。

今週は、藍熊染料店の化学染料で染めるフェルトの講習会に参加してきました。

講師は、フェルト造形作家の若井麗華先生。

テーマは『グラデーションに染める』

1日目は、まずは羊毛選び

どれか一色と、白メリノを交互に積層して

しっかりフェルト化するまで方向を変えて、2400回のローリング。

袋状に整ってくると、グッと希望が湧いてきます。

2日目は、いよいよ ダイアモンドファーストで染色。

この染料は、たった6色で無限の色出しができる優れもので

ほんとは、緑色や紫色を作って思わぬグラデーションを楽しむのがいいのでしょうけど

やっぱり、私はブルー。

藍にこだわらなくてもブルーがいいね!です。

空気の青、水の青、空の青、海の青

フェルメールや北斎の青も、植物の藍とは違うけど、、

どの青も、美しい色彩だからというだけでなく、

絵を描きながら、ブルーの色に癒されていたのではないかしら?

世界の絞り

ギリギリ「世界の絞り」展に行ってきました。

9月4日(月)まで開催しています。ただし3日(日)は休館。

あと、2日しかありませんね。

場所は、新宿・文化学園服飾博物館

新宿駅・南口か新南口より 徒歩7分。

この地球儀が見えたら 入り口「SHIBORI」のポスター

1階展示室が、日本の絞り。

多彩な染め色と絞りの着物。さらに刺繍を加えたり、

すごいなぁ。。。緻密な職人技にため息ばかり。

絞りの技法の映像エリアは人集りで、男性も多くて意外でした。

2階が、25カ国の世界の絞り。

民族的で技法は繊細、なのに素朴で温かい。。。

藍染めが多く使われているのは、虫除け、日除けが目的

というのも興味深いです。   時間があったら、ぜひ!