藍の生葉染め

そろそろ梅雨明けでしょうか?

夏ならではの「生葉染め」を紹介します。

火を使わない染色です。

染まる色は淡い水色〜空色、ターコイズブルー。藍色には染まりません。

葉っぱの量や鮮度、染める素材、浸す条件などでさまざまなブルーに染まります。

下の1枚は木綿糸のコースター。シャツブラウスと一緒に染めました。

上の2枚はシルク糸、時間がたった残液でこんな素敵なグリーンに

というわけで、、、染めてみましょう

まずは、下準備から

1、染めたいものの重さと、水の必要量を知る

今回は、洗濯を重ねた綿混・麻の七分袖のシャツブラウス130g(新品なら洗濯して糊などを落としておく)

水に浸して、シャツがゆったり泳ぐほどの水の量を計っておきます。ここでは6ℓ(均一に水が行き渡るよう浸しておく)

2、藍の収穫に取りかかります↓↓

3、洗って葉だけにします。

プランター3個分で生葉430g (シャツブラウス130g 染めるのに、約3,3倍の葉を使用したことになります)

さあ、キッチンに戻ってスタート!

とは、言うものの、、麻や木綿は、藍汁をアルカリ性にしないと色を吸収しませんので、前もって 助剤を用意します。

アルカリ剤・・・ソーダ灰

還元剤・・・ハイドロサルファイトコンク

干し葉の藍染めにも使う助剤です。

さぁ〜て、始めます!

必要量の水と生葉( ここでは 6 ℓ 強 の水と、生葉430g ) を用意して、ミキサーにセット

ガガーっと2〜3秒

目の細かいネットに注ぎ入れて濾します。

葉が無くなるまで、これを繰り返します。

最後はネットを揉んで、ギューっと絞る。

ミキサーが無い人は、何人かで手分けして手で細かくちぎります💦

シルクやウールはこの青汁に5〜15分浸すだけで染まります。

もたもたしていると酸化して染まらなくなりますのでスピーディーに行います。

木綿や麻、紙も染められる方法です

出来た青汁にアルカリ剤を加える

ソーダ灰・・・青汁1ℓ/3g

ここでは3g×6ℓ=18g

かき混ぜていくうちに黒っぽく変化。

これ以上黒くならないところまできたら、還元剤↓↓を入れます。

ハイドロ ・・・青汁1ℓ/5g

ここでは5g×6ℓ=30g

溶けたら、ラップをかけて30分程待ちます。

元の緑色に戻ったら染め頃です。

絞ったシャツブラウスを入れ

藍汁から出ないよう、手探りでひっくり返しながらよく繰る

好みの色になるなで浸します( ムラに染まらないよう常に水中で布を動かす )

藍の華が立つうちは染まる証拠ですが、布につかないように注意

乾くと薄い色になる計算で、私は10分浸しました。

藍汁から取り出したら、ギュッと絞り

すかさず広げます。

大丈夫、数秒で青く変化します。

空気に触れさせるようにハタハタとさせ

10分ほど、中干します。

その間・・・

残液で、シルクレーヨンのストールも染めました。

10分 中干しした後・・・

台所洗剤をワンプッシュ入れた水で洗いアク落をします。

さらに流水ですすぎ洗い・・・

最後の水に、食酢を大さじ1〜2を加えて

5分間リンス ( 青がシャキッ! )

絞って 10分間また 中干し・・・

すすぎ洗い後、

風通しの良い所で 完全に乾かします。

ミキサーからスタートして、2時間余りで完成!

染め上がりの色です。

白く残った糸はポリエステルだったのですね。さっそく着ています。

この方法なら動物繊維、植物繊維とも皆OK!

これから二番藍、三番藍と続きます。

今年もぜひ 一度チャレンジしてみてください。

染め色は同じですが、いつか、また干し葉染めも紹介します。

干し葉作り 頑張ってくださーい👋

*忘れていました。

藍の葉の絞りカスは?と言うと

新聞紙に広げて天日に干し、水分が無くなったら可燃ゴミへ

最近、土に混ぜて堆肥もいいかなと思っています。

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