トルコの伝統手芸

この夏から、『草木染めの型染め』と『有松絞り』を学んでいます。

和風が苦手な私が、ずっと避けてきた日本の伝統工芸。

今日は、わくわくと明日の授業に向けて、型彫の宿題をすませました。

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一針、一針を丁寧に。その積み重ねですよ。と、絞りの加藤龍音先生はおっしゃいます。

その言葉は、どんな手仕事にも通じるようです。

 

トルコの伝統手芸も驚くほど繊細。。且つ、可愛い。

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スカーフのまわりを彩る縁飾りをオヤと言います。

私が出会ったのは、2008年夏。

グラフィックデザイナーのユニット CRKdesign から『ビーズの縁飾りとオヤ展』のご案内をいただいたのがきっかけです。。

会場は、パリを思わせる神田の洋書屋さん。

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やってみない?  西田 碧さんにお声かけいただき、すっかりビーズの縁飾りの虜に・・・

ハーブ染めをしたストールに、絹糸で編んだビーズの縁飾りがしっくりと似合ったのです。

2ヶ月後の日本橋高島屋。さらに12月のトルコ大使館での『ビーズの縁飾りとオヤ展』にも参加させていただくなど、懐かしい思い出がたくさん。

そのトルコの文化を、何十年も前から日本に紹介してきたご夫妻がいらっしゃいます。

日本トルコ民間交流協会 会長・石本寛治さんと智恵子さん。

待望のご本が出ましたので、紹介します。

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石本寛治・智恵子著 『縁飾り(オヤ)の見本帳』 高橋書店

厚み2,2cmの本の中に、なんと、585のモチーフが収録されています。

エキゾチックで美しく、眺めているだけでうっとりですが、

実は、オヤを訪ねて小さな町や村々に出かけ、トルコの魅力をぎゅーっと詰め込んだ内容にもなっています。

ご夫妻と旅した気分になるのは、CRKdesignの細やかな取材の力。

同行した西田 碧さんのブログ、旅のこぼれ話が超楽しいです。

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Cさんからいただいたお土産のスカーフ。

みんなの泣き笑いを知っているのような、、。微妙な色合いが気に入っています。

 

すでにお持ちの方が多いと思いますけど、、

『ビーズを編み込む すてきアクセサリー』1と2  高橋書店 

も、よろしく!  (お土産をいただいたから、では、ありませんよ~ )

男の手料理

台風。また来るんでしょうか?

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こちらは、ピッカピッカのお天気、、。

時折、パラパラ天気雨。

今朝7時ごろ、海に下りてみました。

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波はそう高くはありませんが、雲の動きが早くなっています。

 

まっ、心配するより、庭の整理をしておきましょう。と

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脚立に登って、茂りすぎた月桂樹やシマトネリコの枝を切っているところへ、ご近所のMさん・・・

「やってるねーっ!」

「うちも、畑に行って野菜をひとつ残らず採ってきた~」と、

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こんなに、たくさん分けてくれました。

 

さっそく、かぼちゃ。。うれしいですけど、立派過ぎません?

半分にしようにも包丁が、、電子レンジにも入らない、ビッグサイズです。

蒸し器に入れてみたら、入りました。けど、は~~っ!蓋が閉まらない。

どうしたもんじゃろの~。

悩んでいたら、たやすく夫が引き受けてくれました。

しばらくして、キッチンに行くと・・・

ワーォ!

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洗い桶が蓋になってる。。。

こんな蒸し方ありですかね?

切りやすくなって、助かりましたけど、、クスッといたしました。

ナイロンリボンを染めて

朝から台風9号が大暴れで、家が飛ばされそうでした。

午後になって、徐々におさまってきましたが、

みなさまは、大丈夫でしたか?

家に閉じこもっていたおかげで

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リオ・オリンピックの閉会式が、ゆっくり観られました。

 

先週も、藍で生葉染めをしました。

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ナイロンや絹は青汁に浸すだけでも

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左の色のように染まりますが、青汁を化学建てすると、右のように鮮やかに染まります。

乾くと、淡い色ですが、どちらも愛着の湧く水色です。

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リボンを染めて何にするの? ですって?

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ビーズを通して、ネックレス⤴︎ でしょ。

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巻いてコサージュ。 袋に仕立てるとサシェも作れます。

とても軽いので、何かを染めるついでに、数m入れて一緒に染めています。

そんな理由で、いつも用意↓↓しています。

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ネックレスは5~8mmの細幅を使いました。価格は1m50円ほど。

コサージュなら4~5cm幅がいいです。1m120円くらいかしら?

庭のハーブで、適当に染めておくと

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リボン刺繍も楽しめます。

こんなささやかな染めから、私は始めたのだわ~。と

ちょっと、今を戒めています。

夏休み願望

きょうは完璧に夏! という暑さです。

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キッチンは、朝から眩しい光

庭ではバッタがピョンピョン活動して、バジルやレモンバームの葉を一晩でレースのように穴を開けます。

なので、負けずにモリモリ食べています。

 

もし、夏休みが取れたら どこに行きたい? と  夫に聞かれ

南の島! 久米島、パラオかなぁ。。時間があればバリ島かタヒチ!って、 答えたら、

僕は北欧。と、全然違う、、。

涼しい所で考えよう!と、早朝ドライブに誘われて、箱根・芦ノ湖へ。

と、言っても40分ほどで着いてしまうんですが、、、

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森や湖畔を歩いて、ゆったり過ごしたら

もうどこへも行きたくなくなりました。  不思議です。。

 

藍の生葉染め0

故郷で夏休みを過ごされた、アロマセラピストのSさん。

叔父さま、叔母さま、お従姉妹さんと4人で生葉染めと叩き染めに挑戦してくださいました。

ミキサー2台を用意して、干し葉まで作って待っていてくれた叔父さまご夫妻、ありがたいですね。

臨場感あふれる写真の数々と、Sさんの愉快な解説が、あまりにも楽しくて

メールを閉じた今も、幸せな気持ちになっています。

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染め上がったTシャツとタンクトップ。叩き染めのエコバック。

皆さんにも見てほしくて、思わず、投稿してしまいました。

藍の生葉で、木綿や麻を染める方法

7月もあっという間でした。

6月末に刈り取った畑の1番藍が、ぐんぐん成長して、先週は2回、横浜の母の家に通って

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二番藍を収穫。乾燥させて、合計480gの干し葉を作りました。

上の写真の奥の方に、赤ジソが見えますでしょ?

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それで、サワージュースを作ったり、配ったり。

 

7月24日と28日は、プランターの一番藍で生葉染めをしました。

朝摘みのパリッとした葉は、発色がとてもきれいなのです。

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刈った後、一週間でこ〜んなに成長します。二番刈りは今月中にできそうです。

うふっ。 この⬆️グローブも染めました。

藍で染めたものは、薄い布でも紫外線を遮断する効果があるそうなので、、。いまさらですけどね。

とにかく、サクサク染まるのがおもしろい。

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葉っぱで、スタンプ模様をつけるのも、童心に帰って楽しいものです。

『 めちゃ 気に入った色 ↓↓ に染まりました〜。』と、写メくださったのはTさん。

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初 ”生葉染め” でバタバタしたそうですが、とてもいい色。。

素材がシルクだから??

次は、コットンや麻のストールに挑戦してくださるといいなぁ。。と、レシピーを添付して返信いたしました。

実際にやってみましたので、皆さんも。

藍の生葉と、ソーダ灰、ハイドロサルファイトコンクという助剤を使います。

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ミキサーで作った青汁は抹茶のようです。まずソーダ灰を入れます。次にハイドロを入れてよく混ぜると、、暗い色に変化します。

私は青汁1Lに付き ソーダ灰 2,5g ハイドロ 5g を使います。が、青汁に含まれる藍分などで変わりますから、目安にしてください。

30分置きます。

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透明感のある緑に変わったら、染め時です。 藍専用のペーハー試験紙AZYを入れて、数値がPH10,8〜11になるのを確かめてもいいですね。 たぶん、うまくいくと思います。

染 色:あらかじめ水に濡らしておいた布や糸を入れ、5〜15分浸します。ムラにならないよう水面下でたえず布を動かします。

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泡立ってきます(藍の華)  畳むように押しつけて絞り、取り出します。

中干し:布や糸を広げて、ハタハタと5〜10分空気に当てます。

水洗い:ざっとすすぎます。

中 和;水1Lに対して、食酢10mlの割合で酢水を作り、その中に5分浸します。

中干し:布を広げて、ハタハタさせ10分干します。

流水ですすぎ洗い⇨脱水⇨天日に干して、できるだけ早く乾かして完成!

この方法で、木綿や麻のほかレーヨンやナイロン、シルクもウールも染まります。

 

ただの種が、ある日芽を出して、大きくなって、

夏には、こんな綺麗な水色に染まるなんて!

この暑さも、まんざらではありませんね。

7月の藍

今朝の雨、

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もう少し、降ってほしかったなぁ。。

仕事部屋の窓から、こんな景色を見ています。

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花より団子。今年は朝顔からゴーヤにして、おいしい緑のカーテンを目指しています。

こちらは

家の南側のテラス。

プランターの藍が伸びに伸びてます。

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そろそろ染め頃。一番刈りの時期です。

初めて種を蒔いた皆さんは、この成長ぶりに驚かれていることでしょう。

もう、染めている方もいらっしゃるかもしれません。

この夏はレッスンをお休みしていますので、

質問などありましたら、いつでもご連絡ください。

 

1つのプランター(40×20cm)から、だいたい100〜300gの葉が採れます。

スカーフなら1〜2枚染められる葉の量です。

その葉っぱの青汁に5〜15分浸すだけ

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シルクやウール、ナイロンがこんな水色に染まります。

青汁の作り方も簡単。

生葉染め0

染めたいものの2〜5倍の葉っぱと、

染めたいものがゆったりと泳ぐ量の、水を用意。

生葉染め1  生葉染め2

ミキサーに葉、水を入れてガーガーとジュースに。 洗濯ネットで濾したら、出来上がりです。

何回かに分けて、必要な青汁を作ります。

ミキサーがない方は、手でちぎった葉を洗濯ネットに入れて、水の中でギュギュと体重をかけながら30分揉み出します。 これがけっこう大変!

でも、みんなでやったら楽しいかも・・

まずは、火も薬も使わない、シンプルな「生葉染め」をお試しください。

そうそう

刈り取った後は、お礼肥をあげましょう。

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ゆっくりと効く、緩効性のものがいいですね。

夏に負けないよう、自分にも追肥をあげましょうかね。。。

コレクション

浜辺のウォーキング、まだ続けています。

砂浜で、つい探してしまうのが、

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流木と、貝殻、それにビーチグラス。

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数年前と比べると少なくなりましたが、半年でこれくらい拾います。

ガラスは茶色やグリーンが多いので、キラッとしたブルーをみつけるのは特別な日です。

子供の頃から集めている貝殻や、珊瑚

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ときどき、こんな風にして眺めています。

空き箱で水族館作り、なんて、しませんでしたか?  幼い頃(私にもありました)が、懐かしいです。

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貝の形をした石鹸も、自然に増えてきました。

藍の生葉で染めたリボンに結び変えて、夏向きにしてみました。

まさか!

昨日のブログに、よく庭に来る、鳥の写真を載せたかったのですが・・・

どうしても、うまく撮れません。

ところが、夕方。

私に一目散に寄ってきたスズメが、一羽。

スズメ00 スズメ03

私のパンですよ~~ と、言っても逃ない

可愛いね〜って iphoneを向けても、逃げない

飛び立っては、また戻って来る

スズメ02

連れて帰りたいほど、協力的なスズメさんでした〜。

犬のエルが鳥になって、天国から舞い戻ってきたのかしら?

藍の干し葉作り

昨夜の雨、久しぶりでしたね。

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梅雨明け?と、勘違いしそうな連日の晴天を生かして

昨日、畑の藍で ”干し葉藍作り” をしました。

今年こそ!の方、参考にしてください。短時間で乾燥させるのがポイントです。

 

早起きをして、6時半には母の家に着きました。

野菜たっぷりの朝ごはんを共にして、7時過ぎ収穫スタート。

畑の一番藍01

ボーダー状に植えてあるのが藍です(今年も母に感謝!)

畑の一番藍00 畑の一番藍02

根元から、5〜10cmくらい上のところから刈り取ります(私の仕事)

干し葉作り02

すぐ水洗いして、シャッシャッと水を切ります(私の仕事)

茎から葉を取ります(母の仕事)

干し葉作り03

葉を広げ、手で揉み、日に当てます(私の仕事)

揉むことで葉が傷つき、乾燥を早め、葉の中の色素が強まり、良い染め色を出す効果があります。

シートやゴザに広げて乾かす人もいます。

干し葉作り04

炎天下で、ときどき葉を返して、均等に日に当てます。

葉にインディゴが含まれているんだなぁ。って、わかりますね

干し葉作り05

3時間ほどでカラカラに乾きました。

出来上がった干し葉藍は420g 。ということは、約2,5kgの生葉を乾かした計算。

ランチまでに終わらせましょう。を目標に、連携プレーで頑張りました。

 

これ何?

ペパーミント01

と言うくらい伸びすぎたミント。これも刈り取って干しました。

完全には乾きませんでしたけど、、

車の中は、ペパーミントの香りに溢れ、爽やかな帰り道でした。

92歳になる母と、こんなことができて幸せ。

6月の藍

梅雨らしいお天気がやってきましたね。

今日は昼間が一番長い日、夏至だそうです。

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初めて藍の種を蒔いた方から、

この先、どうなるの? の写メをいただきました。

ので、我が家の、今朝の藍をごらんください。

4月8日に蒔いた種。発芽から約2ヶ月です。

6月21日の藍00

植え替えが遅くなりましたが、、新しいプランターにも慣れてくれています。

6月21日の藍01 6月21日の藍02

染められる葉のサイズになるまで、あと1ヶ月。というところでしょうか。

では、この先どうするの? と、いうことですが

昨年、7月中旬の写真をごらんください。

染め頃の藍00

草丈が40〜45cm、大きい葉が10〜12cm このくらい成長したら染め頃<一番藍>です。

土から10cmくらい上から刈り取り、茎と葉に分け、葉だけを使ってブルーに染めます。

茎はハーブ染/鉄でグレーに染まります。

フレッシュな葉を使ってブルーに染める方法(生葉染め)は、ブログ・2013年7月14日のアーカイブをごらんください。火を使わずに染められる、夏ならではの涼しげな染めです。

葉っぱを石で叩いて模様をつける(叩き染め)は、夏休みの子供達にはピッタリ。

葉を乾燥させて保存しておくと、いつでも藍染めできます(干し葉染め)

刈り取った藍は、また成長して、

1ヶ月後の8月にはもう一度染めることができます<二番藍>

うまくいけば、さらに1ヶ月後の9〜10月に染めることができます<三番藍>、もしくは、白い花を咲かせ、10月下旬には種になります。

ざっとですが、藍のゆくえ。

毎年、こんな事を繰り返して、私、暮らしています。

植物がこんなにも楽しませてくれるなんて、ありえませんね。

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